ドヴォルザークが好きなのに第1回以来全然記事を追加していなかったので、慌てて追加中です。
ドヴォルザークというと国民楽派とか、民族楽派の代表とよく言われていますが、はたして「民族楽派」って何なんでしょう?素人なりに色々調べてまとめてみました。
ヨーロッパの音楽は大きく分けて3つの大きな流れがあったようです。
一つはイタリア系。オペラの起源となるイタリアの歌曲を中心とした流れです。代表は「ウィリアム・テル」のロッシーニ、「椿姫」「アイーダ」のヴェルディですね。オペラと言えばイタリアというくらいで、あのモーツァルトですらオペラはイタリア語原作で書いたほどです。
もう一つはドイツ・オーストリア系。J.S.バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンがドーンと構えています。その後にもシューベルト、メンデルスゾーン、シューマン、ワーグナー、ブルックナー、ブラームスと挙げていけばきりがありません。
もう一つは…いちおうフランス系。僕の勝手な解釈では、非常に特殊な、独立独歩の道を歩んでいます。ベルリオーズが先駆的な音楽を作ろうとも、少しも評価しなかったフランス系です…だからこそドビュッシーやラヴェルのような印象派が台頭できたのかもしれませんが…
これら3つの潮流に対して、自国の伝統音楽を取り入れたり、中心にした音楽を作った人たちを「民族楽派」と言うようです。特に厳密な定義は無く、1曲でもそういう曲を作っていれば「民族楽派」の仲間入りと解釈することもあるみたいですね。
さて、ドヴォルザークはチェコの作曲家。チェコの民族音楽を基にした曲を次々作曲し注目を浴びます。スラブ舞曲集は特に注目を集め、ドヴォルザークを一躍有名にしたようです。特にブラームスは早くからドヴォルザークの才能を見抜き、弟のようにかわいがったそうです。
ドヴォルザークのすごいところは色々なところから題材を見つけて来ては自分の作品に取り入れるところです。チェコの民族音楽はもちろん、当時の音楽後進国アメリカからもインディアンの音楽を取り入れて交響曲第9番「新世界より」に採用しています。
ドヴォルザークというと交響曲第9番「新世界より」のイメージが強いのですが、交響曲第7番、第8番も名曲です。実は僕はこの3曲の中では第7番が一番好きです。と、いうわけで今日は第7番を紹介します。
第1楽章は嵐の海を航海するような、重苦しいメロディから始まります。そこから安らかで優しいメロディへ。この2つのメロディが次々に現れては交錯する激しい楽章です。
第2楽章は木管が中心です。のどかなメロディーが次々と流れていきます。そして、何かに気付いたかのように、強く流れ出すメロディ。荒々しくなったり下品になったりはせずに、悲しさや憂いを感じさせるような楽章になっています。
第3楽章はいかにも民族音楽らしいメロディから始まります(民族音楽に詳しいわけではないので、確証はありませんが…)中間部では甘く柔らかい響きのやはり民族音楽らしいメロディが流れてきます。後半では冒頭のメロディが再び強く演奏されます。まるで何かに追われているかのような緊迫感を演出しながら終わります。
第4楽章では、非常に力強い演奏から始まり、第1楽章のメロディも再現されます。僕がドヴォルザークで気に入ってるのは何と言っても終楽章の格好良さですね。中間と最後に流れる全楽器で迫ってくるような演奏が特に好きです。
セル&クリーヴランド管弦楽団の力強い演奏も好きですが、やはりジュリーニ&ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の一つ一つの音を大切にする演奏が一番好きです。単にジュリーニ贔屓なのもありますが…

| ドヴォルザーク:交響曲第7番 カルロ・マリア・ジュリーニ ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 (2005/03/24) ソニーミュージックエンタテインメント |
テーマ:クラシック - ジャンル:音楽
- 2006/12/20(水) 09:21:03|
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記念すべき第1回目はドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」です
会社の同僚には「クラシックが好きなんて優雅だね〜」と言われますが、そんなことはありません。ジャージにトレーナーという極めてだらしなく聞いています(笑)
クラシックを楽しむコツは無理に理解しようとしないこと、これに限ると思います。何度も繰り返し聞いているうちに「あ、ここ格好いいな」とか「この音、綺麗だな」と思える場所が出てきますから。
「これから聞いてみようかな」という友人には僕はまず「新世界より」を勧めます。特に第4楽章を繰り返して聞くように。
ドヴォルザークという名前も「新世界より」という曲名も知らない人でも第4楽章の「ズ〜ンズン・ズ〜ンズン・ズンズンズンズンズンズンズンズン!」というイントロや「ジャーン・ジャン・ジャン・ジャーン・ジャジャーン」という主題はほとんど全ての人が聞いたことがありますから。
また、第2楽章の家路の主題も綺麗なんですよ!これも聞き覚えのない人は滅多にいません。
またクラシックの場合は各楽章で同じメロディが使われることってあまりないんですけど、「新世界より」の場合は第1楽章のメロディが第2楽章に、第2楽章のメロディが第3楽章に、という感じで繰り返し使われています。だから第4楽章にどっぷり浸かった頃にはもうどの楽章を聞いても「あ、これどっかで聞いた覚えがある!」ってなるんですね
これからクラシックでも聞いてみようか、という人はぜひ「新世界より」を1枚聞いてみてください。僕の一番好きなジュリーニ/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団版を紹介しておきます
テーマ:クラシック - ジャンル:音楽
- 2006/11/20(月) 22:17:21|
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