クラシック好きの素人のたわごと

クラシックに取り憑かれた音楽にはずぶの素人のたわごとです。皆さんのお役に立てることが書ければ良いのですが…

2007年はグリーグ・イヤー!?…グリーグ ピアノ協奏曲!

元旦の「ペール・ギュント」の際に予告した通り、今日はグリーグのピアノ協奏曲のご紹介です。

誰もが聞き覚えのあるクラシック曲を挙げろといわれれば、あなたなら何を挙げますか?もちろん、全曲ではなく、ワン・フレーズの話です。

ヴィヴァルディなら「四季」の「春」
ハイドンなら「驚愕」の第2楽章
モーツァルトなら交響曲第25番や、トルコ行進曲、「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」
ベートーヴェンなら「運命」の第1楽章、第九の第4楽章
ワーグナーなら「ワルキューレの騎行」
チャイコフスキーなら「白鳥の湖」、「くるみ割り人形」
ドヴォルザークなら「新世界より」の第2楽章、第4楽章
他にも「ウィリアム・テル」序曲や「ツィゴイネルワイゼン」など挙げたい曲はいっぱいありますが、キリが無いですね…

今年はグリーグ没後100年のグリーグ・イヤーですので、ぜひあなたの有名クラシック曲のリストにグリーグのピアノ協奏曲を付け加えてください。

第1楽章はサスペンスドラマのBGMのように何かが起こる予感を感じさせる非常に有名なイントロから始まります。誰もが聞き覚えのあるメロディです。悲劇的な予兆から始まりますが、途中でノルウェーの壮大な自然を感じさせるような雄大な音楽へと移っていきます。

第2楽章は一転、落ち着いたメロディが静かに流れます。最初の3分の1はピアノは全く登場しません。中盤でピアノが登場すると今度はピアノの独壇場です。落ち着いた伴奏の中でピアノが美しい音色を奏でます。そして最後の3分の1はピアノとオーケストラが一体となって、とても安らかな、心地よい音楽が流れます。

続く第3楽章は舞曲風のメロディが中心です。オーケストラが勢いを取り戻し、圧倒的な迫力で演奏する中で、ピアノが疾走します。踊り狂うかのように凄まじい勢いでメロディが流れたかと思えば、安らかなメロディへ。そしてまた狂乱のメロディへ…。飽きる間もなく音楽が展開されていきます。

グリーグがピアノ協奏曲をこの1曲しか作らなかったのが残念でなりません。ひょっとしたら、この1曲に持てるものを全てつぎ込んだのかもしれませんが…

推薦CDはリヒテル、マタチッチ&モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団盤です。リヒテルは僕の大好きなギレリスのライバルといわれたピアニストで、モスクワ音楽院の教授をして、「リヒテルには何も教えることがなかった」と言わしめたというエピソードがあるほどの偉大なピアニストです。繊細かつ大胆なピアノを堪能できる1枚です。

グリーグ&シューマン:ピアノ協奏曲 グリーグ&シューマン:ピアノ協奏曲
スヴャトスラフ・リヒテル
ロヴロ・フォン・マタチッチ
モンテ・カルロ国立歌劇場管弦楽団
(2001/09/27)
東芝EMI

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

  1. 2007/01/09(火) 23:24:22|
  2. グリーグ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

2007年はグリーグ・イヤー!?…グリーグ 「ペール・ギュント」組曲!

去年はモーツァルト生誕250年、ショスタコーヴィチ生誕100年のメモリアル・イヤーでした。NHKを中心にモーツァルトが大量に演奏されていましたし、僕もついにショスタコーヴィチの交響曲全集を購入してしまいました。シューマンの没後150年は陰に隠れた形でしたが…

では、2007年がメモリアル・イヤーとなる作曲家はいないのか…と思って探してみたらいました。グリーグが。

グリーグは1843年ノルウェーに生まれ、1907年没。今年2007年はちょうどグリーグの没後100年にあたります。グリーグの代表作と言えば、何と言っても「ペール・ギュント」組曲とピアノ協奏曲でしょう。ピアノ協奏曲も大好きな曲なのですが、こちらは後日紹介する予定です。

僕が「ペール・ギュント」組曲を聴いたときに最初に思ったことは、「あれ、これどこかで聴いたことあるぞ!?」でした。第1組曲・第1曲の「朝」のメロディは誰もが聞き覚えがあるのではないでしょうか。テレビでCMやBGMとしてよく流れている曲です。しかし、第2曲、第3曲と続けて聴いていてもやっぱりどこかで聞き覚えがあるのです。その疑問は第1組曲・第4曲「山の魔王の宮殿にて」で氷解しました。「小学校の時、音楽の時間に聞いた!」と。

音楽の教科書には簡単なストーリー紹介と挿絵が載っていたのですが、全然理解できませんでした。それもそのはず、ストーリーの順と曲順は関係ないからです。ストーリー順に並べると、以下の通りになります。

第2組曲・第1曲「イングリッドの嘆き」
別の男性と結婚しようとしていたイングリッドをペール・ギュントが強奪。イングリッドの悲しみの歌が流れる。ヒステリックなイントロに続き、イングリッドの悲しむ様子が切ないメロディで語られます。

第1組曲・第4曲「山の魔王の宮殿にて」
冒険を求めるうちに魔王の山に入ったペール・ギュントが魔物に囲まれる。不気味さといい、徐々に音量が大きく、テンポが速くなっていくところといい、そのままゲームのBGMに使えそうな曲です。

第1組曲・第2曲「オーゼの死」
しばらくぶりに実家に戻ったペール・ギュントは母と再会。母はペールギュントと話しながら息を引き取る。穏やかで、悲壮感たっぷりの曲です。

第1組曲・第1曲「朝」
ペール・ギュントがアフリカに行き、新たな人生を始める。爽やかにして、壮大。ペール・ギュント組曲の中でも一番有名な曲だと思います。

第2組曲・第2曲「アラビアの踊り」
ペール・ギュントを迎えたアラビアの部族の娘たちが歓迎の踊りを始める。アラビア情緒たっぷりのにぎやかな曲です。

第1組曲・第3曲「アニトラの踊り」
アラビアの砂漠で踊る少女たち、特に族長の娘アニトラに見惚れる。民族的ながらも情熱的な求愛の曲といったところでしょうか。

第2組曲・第4曲「ソルヴェイグの歌」
故郷に残してきた恋人ソルヴェイグの夢を見る。ソルヴェイグは白髪になりながらもペール・ギュントの帰りを待っていた。悲しく切ない音楽です。絶望、希望、愛、複雑な感情が入り組んでいます。

第2組曲・第3曲「ペール・ギュントの帰郷」
冒険の末にカリフォルニアで金鉱を掘り当てたペール・ギュントは帰郷を決断。しかし、途中で嵐に遭い、難破してしまう。自信に満ちた、堂々としたメロディから始まります。しかし、途中から不気味なメロディが流れてきて、いつのまにか嵐に巻き込まれて…最後には全てを失った様子が表されます。

う〜ん、ペール・ギュント…僕は友達になりたくない、むしろ友達になれないタイプの人のようですね…

それはともかく、これからグリーグを聴いてみようかなという人にはユニバーサルから発売されている2枚組の作品集がお薦めです。1500円という安価ながら、ギレリス、カラヤン、コリン・デイヴィスら一流の演奏家による抜群の演奏です。グリーグに限らず、何を買っていいのかわからないときはDGのパノラマシリーズをとりあえず1つ手にとって、作品や演奏家を選んでいくのも良い選択肢だと思いますよ。

グリーグ:作品集 グリーグ:作品集
(2005/03/23)
ユニバーサルクラシック

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

  1. 2007/01/01(月) 14:36:47|
  2. グリーグ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

プロフィール

Author:クラ好き素人
学校の音楽は大嫌い、楽譜は読めない、楽器は弾けない全くの素人です
でも、素人だからこそ伝えられることがある、と信じて色々書いてみようと思います


CD購入費用を稼ぎませんか?

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

Powered By FC2ブログ

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ