僕は昔、みそラーメンが苦手でした。今では好物の一つです。
僕は昔、刺身が苦手でした。今では好物の一つです。
僕は昔、大根が苦手でした。今では好物の一つです。
大人になると味覚が変わると言いますが、本当だったんですね。なぜ昔苦手だったのかと聞かれても「おいしいと思わなかったから」としか言いようがありません。そして、なぜ好物になったのかと聞かれても、これも「おいしいと思うから」としか言いようがありません。
そして、僕は昔ブラームスの交響曲第3番が苦手でした。今では大好きな曲の一つです。ブラームスの交響曲は全体的にそのような傾向があるようですね。「昔は苦手だったけど今は大好き」とか「若い頃は全然わからなかったけど、段々わかるようになってきた」という意見をよく効きます。わかりやすい旋律が中心なのは第2番くらいでしょうか。
一般的にはブラームスの交響曲は第1番、第4番が人気が高いようです。でも、僕の中で好きな順に並べると第2番、第3番、第1番、第4番の順になります。なぜと聞かれても「好きだから」としか答えようがありません…。
ブラームスの交響曲第3番は一部で「ブラームスの『英雄』交響曲」といわれていますが、僕の印象を一言で言うと「平安と憂鬱、苦悩と安らぎ」の交響曲です。
全楽章に渡って優しいメロディと何か悲しみを込めたメロディが交互に現れます。特に第4楽章クライマックスの切ないメロディは最高です。辛い、苦しい、でも幸せになりたい。この苦しみを乗り越えればきっと良いことが待っている…そんなメッセージがこもっている気がします。元気な時に聴くよりも何か辛いことがあったときに「それでも頑張ってみるか」という気持ちにさせてくれます。
ブラームスの第3番のように、僕が今も苦手なアルコールがいつか好物になる日が来るのでしょうか…?
それはともかく、推薦CDはやはりジュリーニ&ウィーン・フィル盤です。残念ながら第3番は廉価版が発売になっていないので、僕が持っている全集を紹介しておきます。ジュリーニは確かにスローテンポですが、それだけに聞くたびに新しい発見があってうれしくなります。
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- 2007/01/17(水) 20:37:09|
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自分にはかなわない、という人物に出会ったとき、人間はどういう行動をとるのでしょうか。
1.相手の妨害をして、相手の評価を下げるように様々な手を打つ
2.相手に負けないように、自分を磨き、相手を追い越せるように努力する
3.素直に相手の力量を認め、相手を師と仰ぎ、競争するのではなく、少しでも相手に近づけるようにする
ほとんどの人は2を理想としながらも、1のような行動をとってしまいます。僕だってそうです。人間ですから見栄をはってしまうこともありますよね。
ブラームスは典型的な3の人です。ベートーヴェンという偉大な作曲家の功績を目の当たりにして、ベートーヴェンと別の系統の曲を作ることを目指すのではなく、ベートーヴェンの曲に近づけるように努力した人です。
それは交響曲第1番の作曲に21年かけたことや、ベートーヴェンの作曲の三本柱である交響曲、ピアノ・ソナタ、弦楽四重奏曲の作曲数の差でもわかります。
ベートーヴェン ブラームス | 交響曲 9曲 4曲 | ピアノ・ソナタ 32曲 3曲 | 弦楽四重奏曲 16曲 3曲 | 享年 56歳 67歳 |
偉大な先輩を意識するあまり中途半端な作品では満足できなかったのがよくわかりますね。おそらく途中で破り捨てた楽譜の量も半端じゃなかったはずです。
さて、それではブラームス交響曲第1番ハ短調の紹介です。
第1楽章
口ずさむのが不可能と言われる三位一体の音楽から始まります。上昇するメロディと下降するメロディ、そして運命の動機が同時に流れる不思議な序奏です。ちなみに運命の動機とは、ベートーヴェンの運命のように「タ・タ・タ・ターン」とか「タ・タ・タ・タ・タ・ターン」というリズムを刻むメロディを指すようです。僕は最初しばらくの間「ジャ・ジャ・ジャ・ジャーン」なんてどこにも流れてないだろう、と真剣に考えていました。
序奏が終わって主題に入っても、メロディが複雑に入り組んでいます。僕は最初しばらく理解できませんでした。不思議なことに時が経つにしたがって、どんどん気に入っている部分が増えてきて、今ではどの部分も好きになっています。
第2楽章
安らかで、どこか不安げなメロディの流れる緩徐楽章です。ベートーヴェンがよく使っていたオーボエを中心としたメロディをブラームスも使っています。そして、師への挑戦としてでしょうか、ソロ・ヴァイオリンの旋律も加えています。
第3楽章
天国的な心地よさから、何かに追いかけられるような忙しいメロディへ。めまぐるしく変化する楽章です。ブラームスのこの曲に対する自信の揺らぎ方を表している、と思うのは僕の考えすぎでしょうか。
第4楽章
再び重苦しい序奏から始まります。困難・闘争から勝利・歓喜へ。ベートーヴェンの第5番「運命」と第9番「合唱」をミックスしたような展開です。そしてコーダ(終結部)へ。僕はコーダこそがブラームスの真価発揮だと思っています。ブラームスの交響曲はどれも終わり方が大好きです。
さて、推薦CDですが、これまた
DG The Best 1000で僕の大好きなジュリーニ&ウィーン・フィル盤が再販されています。前回ちょこっと触れた
PHILIPS SUPER BEST 100、
DECCA BEST 100、
DECCA BEST PLUS 50の1000円シリーズもリンクしておきます。ユニバーサルは良いCDが多いのですが、HPから欲しいCDを探しにくいのが難点なんですよね…
 | ブラームス:交響曲第1番 カルロ・マリア・ジュリーニ ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (2006/11/08) ユニバーサルクラシック |
- 2006/12/16(土) 23:00:00|
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今日はブラームスの交響曲第2番のご紹介です。
ブラームスについては交響曲が全部で4つしかないとか、交響曲第1番を書くのに約20年かかったとか、交響曲第1番が徹底的にベートーヴェン的に作り上げられていて俗称「ベートーヴェンの交響曲第10番」と呼ばれているとか色々なエピソードがあります。
僕の大好きな交響曲第2番は俗に「ブラームスの『田園』交響曲」などと呼ばれていますが、僕にとってはイマイチ理解できない俗称なんですよね。
と、いうのは僕が最初に聴いた交響曲第2番がカラヤン盤だからです。第1楽章から圧倒的な重厚さと威圧感に満ちていて、のどかな音楽というにはほど遠い仕上がりになっています。強調される部分はこれでもか、と強調しているカラヤン盤を聴いているとすごい高揚感を感じるんですよ。圧倒的な迫力のある音楽を聴きたいとき、ゆったりと豪華な気分を味わいたいときに僕がよく聴く曲です。
カラヤンについてはネット上で「カラヤンを支持するなんてクラシックがわかってない証拠」とか「カラヤンを支持することでクラシック通を気取るな」とか散々に言われていますが、素人だからこそ言わせてもらいます。良い物は良い!好きな物は好き!特に第4楽章のクライマックスは派手さや豪華さを好んだカラヤン(勝手に決めつけて天国のカラヤンさん、ごめんなさい)だからこそ表現できた最高の出来だと思っています。
今日の推薦盤はカラヤンの交響曲全集です。とりあえず入門用に手元に置いておくのも良し、僕みたいにお気に入りの曲だけをひたすら聴くのも良し。非常にお買い得な2枚組となっています。
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- 2006/11/22(水) 18:07:27|
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