最近、更新内容がベートーヴェンばかり。気が付けば、「クラシック好きの素人のたわごと」が「ベートーヴェン好きの素人のたわごと」になっていました。いや、間違ってはいないんですけどね。
そこで今日はハイドンの交響曲第94番「驚愕」を紹介しようと思います。
クラシックに足を踏み入れた人の悩みとしてよく聞くのが「どれを聴いて良いのかわからない」ということです。本当は自分の好きな曲を好きなように聞けばいいんです。クラシックだから、といって構えて聴く必要は全然ありません。クラシックが高級で文化的で知的なものだ、なんていうのはクラシックに縁の無かった人か、一部の人間の強がりにしかすぎません。
本を読みながら聴いてもいいですし、インターネットをしながら聴いても、極端な話コンサート以外ならポテトチップスをバリバリ頬張りながら聴いたって全然構わないんです。
元々クラシックは貴族のパーティー等のBGMとして流されていたものです。(もっと前の時代は宗教音楽として儀式につかわれていたそうですが、この辺の話は僕もよく知らないので省略します)貴族の中には新しい才能を発掘することや、才能のある人間を紹介することに力を入れた素晴らしい人も確かに存在しました。しかし、大多数の貴族は我々と同じ単なる人間です。友人と語らいながら、ワインを飲みながら、気に入った女性を口説きながら、ダンスをしながら聴いていたのがクラシックです。
ですから我々も気楽に聴けばいいんです。念のため書いておきますが、他の情報を一切シャットアウトして聴いている人を否定しているわけではありません。目を閉じて一音一音までしっかりと聴きたいと思える曲に出会えたら、そうやって聴くことが楽しいと思えたらそうやって聴けばいいのです。音楽の楽しみ方は十人十色、百人百様ですから。
さて、今日紹介するハイドンの交響曲第94番「驚愕」ですが、演奏中に居眠りをしている貴族の目を覚まさせるために、静かなメロディから突然大きな音を出してびっくりさせたことから名付けられています。やっぱりハイドンの時代(1732-1809)から、演奏中に居眠りする人はいたんですね…僕も時々聴きながらウトウトしてますが…
クラシックにあまり縁の無かった方は、是非「驚愕」の第2楽章を聴いてみてください。きっと聴き覚えがあるはずです。「驚愕」というタイトルを知らないで聴いていると、「あ、これってハイドンの曲だったのか」と思うこと間違いありません。そして、「驚愕」というタイトルを知りながら聴いていると…多分「こんなものでびっくりするなんて昔は本当に音楽の幅って狭かったんだなぁ」としみじみ感じることでしょう。余談ですが、本当に目が覚める音楽が聴きたいならチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」の第1楽章をお勧めします。僕は聴きながらビクッとしないようになるまで20回以上かかったと思います。
僕が「驚愕」を勧める理由は、それだけではありません。ハイドンの交響曲はメロディラインが掴みやすいので、初心者でも親しみやすいからです。バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンの陰に隠れていまいちマイナーな感じのするハイドンですが、交響曲の父と呼ばれるだけのことはありますよ。
お薦めCDはもう一つの有名曲、交響曲第101番「時計」とセットになっているカラヤン&ベルリン・フィル盤です。最近再販されたThe Best 1000シリーズでなんと一枚1000円で入手できます。全集を買ってしまうと聴ききらないうちに飽きてしまう恐れがありますので、こういった1枚1000円程度のCDを集めるのも良いと思いますよ。
DG(ドイツ・グラモフォン)、PHILIPS、DECCAの1000円シリーズは安い割にノイズが少なく内容の良い物が多いので、僕のお薦めです。「この作曲家ってどうなんだろう」とか「この指揮者ってどんな感じだろう」と思ったときには僕はまずこのシリーズを買うようにしています。気に入らなくても1000円ですから。でも、ほとんどがお気に入りCDと化してます。
テーマ:クラシック - ジャンル:音楽
- 2006/12/13(水) 00:43:29|
- ハイドン
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